クレドカードのデザイン事例【そもそもクレドとは?作成する必要性は?】

クレドカード デザイン実績

こんにちは、ワードメーカー株式会社の狩生です。

”クレドカード”って聞いたことがありますか?

最近、中小企業でもクレドカードを作る会社も多くなっているので、今日のテーマは

  • クレドとは何か?
  • クレドカードとは何か?
  • 中小企業にもクレドカードは必要なのか?
  • クレドカードを作る目的や活用法について
  • クレドカードを作ることを目的にしてはいけない
  • 当社で作成したクレドカード、クレドポスターのデザイン例

などをまとめてお伝えしたいと思います。

そもそもクレドとは?

クレドとは、企業の全従業員が心がけるべき「信条」のことです。

企業活動の拠りとなる「価値観」とか、社員の「約束事」「行動指針」とも言えます。

このクレドというのは元々はラテン語のようです。

アメリカの大企業ジョンソン・エンド・ジョンソンが1943年に「Our Credo」(我が信条)として企業理念や行動の指針となる内容をまとめて発表したことから、世界中に広がりました。クレドはもう80年近く前から存在していたんですね。

ジョンソン&ジョンソンは世界60か国以上に展開し、250以上のグループ会社を保有しています。従業員数は127,000人以上。そんな大きな会社に勤めるすべての人の心を束ねているのが、企業のクレドを書いたクレドカードです。

クレドカードとは何か?

クレドカードとは、クレド、つまりどんな価値観を胸に従業員ひとりひとりがどう行動するべきか?という企業の方向性を記したとても重要なカードです。

クレドを常に心の中に置いておくために、クレドカードを作成して常に従業員のポケットに忍ばせておき、度々確認を促して定着させることが重要です。

クレドがたくさんの人の命を救ったことも…

ジョンソン&ジョンソンのクレドは、

「企業は顧客、社員、地域社会、株主に対して責任を持たなければならない」

です。

実際はもっともっと長く、そして何度も改定されていますが、大枠は変わらずこの精神が定着しています。

実はこのクレド、「顧客」が第一になっていることがとても重要だそうです。当時のアメリカでは株主利益を優先する企業が多いのが実情でした。その中で、いち早く「顧客への責任」を打ち出したのです。

このクレドは制定以来、ジョンソン&ジョンソンの素早い経営判断に役立ち続けていると言います。

特に有名なのは、2度に渡る被害を出したタイレノール事件です。ジョンソン&ジョンソンの頭痛薬「タイレノール」に何者かによって毒物が混入させられた際、いち早く商品の回収に動いたことで被害を最小限に食い止め、そして、自らパッケージの開発を行い、厳しい安全基準を策定することで再発防止に努めたのです。

リッツカールトンのクレドカードも有名

一度利用するとまた利用したくなるホテルとして、超一流のホスピタリティを提供するリッツカールトンもまた、クレドを大切にし、従業員にクレドカードを渡していることで有名です。

リッツカールトンのクレドカードには、さまざまな行動指針が記されているのですが、分かりやすいものをいくつか紹介すると、

「私は、強い人間関係を築き、生涯のリッツ・カールトン・ゲストを獲得します。」

「私は、お客様の願望やニーズには、言葉にされるものも、されないものにも、常にお応えします。」

「私は、お客様の問題を、自分の問題として受け止め、直ちに解決します。」

といったものがあります。

一人ひとりの従業員にこのような心が根付いているから最高のサービスが提供できるのか、と思わず頷けますよね。

クレドカードを作るということは、会社の軸を作ることに繋がります。

クレドカード作りは、「会社の軸」づくり

クレドカード

企業がどんな価値観、ミッションを持って事業を進めていくのか。さまざまな判断を行う局面に、従業員ひとりひとりがもっとも大切にすべきことは何なのか?

クレドカードを作ることで、「会社の軸」を明らかにして従業員に伝え、浸透させることができるようになります。

会社の軸があることで、不正や倫理違反に流れてしまう従業員の心を律したり、たとえば上司から厳しい営業目標が課せられたとしても、顧客が嫌がるような無理な営業をかける心にストップをかけることができます。

  • 何のために働くのか?
  • 目の前の仕事は何に繋がっているのか?
  • 企業の一員として、自分はどう動くべきなのか?

正しい行動を促すためには、会社としての在り方を従業員に示しておく必要があるのです。

とはいえ、クレドカードを作ればOKというわけではない

クレドカードづくりにも問題点があります。

それは「クレドカードを作ることを目的にしてしまう」会社が多いということです。

クレドカードを作ることが目的ではなく、クレドカードを通して達成したいことのほうが大事です。あくまでもクレドカードはツールです。

クレドカードのことについては、下記ホームページで詳しく解説されていますのでぜひご覧ください。

クレドカード作成をする前に

→クレドのつくり方、浸透のさせ方

なぜクレドカードを作っても組織が変わらないのか?…がわかります。

クレドカードのデザイン例

最後に、当社で作成したクレドカードのデザイン例をご紹介します。

大野輝雄社労士事務所様のクレドカードです。

クレドポスターのデザイン例

同じ企業様のクレドポスターも合わせて作成させていただきました。

このように、クレドカードやポスターのデザインを行っていますので、ご興味ある方はお問い合わせください。

→クレドカードのお問い合わせはこちら

 

タイトルとURLをコピーしました